案件の進め方
契約から入金までの流れ
発注者と私の取引にて、下記の流れとなります。
- 初回取引の冒頭に発注者と私が、秘密保持契約書と基本業務請負契約書の締結を行う。
- 案件の発注の度に、発注者と私が、発注書と発注請書の交わし、または、個別業務請負契約書の締結を行う。
- 案件の納品時に、私から発注者に納品書の送付を行う。
- 発注者による検収の終了後、発注者が私に検収書の送付を行う。
- 私から発注者に請求書の送付を行う。
- 発注者から私に入金する。
発注者とのご相談の上省略できる手続きは省略します。 秘密保持契約書、基本業務請負契約書、発注書、請求書は必須となります。 秘密保持契約書、基本業務請負契約書、個別業務請負契約書については、発注者が準備する書面を使用するか、私が準備する書面を準備するかは、協議の上決定となります。
過去の成果物の提示を求める場合
案件依頼者の中には、選考段階において、過去の案件におけるプログラムソース、各種文書の提示を開発側に求める場合がございます。
私の場合は、依頼者と秘密保持契約の締結が必須となります。
全工程の流れ
ウェブサイト構築、ウェブシステム・アプリケーション構築では、基本的に下記の流れで進めます。
ウェブサイト構築の流れ
- 企画、要件定義(ヒアリング)、要件把握
- コンテンツ(文章、画像など)準備
- コンテンツ配置検討
- レイアウト(枠組み)検討、作成
- 配色決定
- 文字の大きさや行間等、意匠に関する細部のすり合わせ
- ウェブページ試作を作成し、修正と確認の繰り返しで完成
- 運用準備
- 運用開始
※3から6の工程が、基本画面設計となります。
ウェブシステム・アプリケーション構築の流れ
- 企画、要件定義(ヒアリング)、要件把握
- 設計(機能、データベース)
- コンテンツ(文章、画像など)準備
- コンテンツ配置検討
- レイアウト(枠組み)検討、作成
- 配色決定
- 文字の大きさや行間等、意匠に関する細部のすり合わせ
- ウェブページ試作を作成し、修正と確認の繰り返しで確認
- システム側の開発、試験
- 運用準備
- 運用開始
※3から7の工程が、基本画面設計となります。
企画書、要件書、提案依頼書
依頼者の要望に対し、高い確度のある提案を行いたいと考えています。 そこで、依頼者にて案件の企画書、要件書、提案依頼書のいずれかの作成と準備を極力お願いしています。 これらは、案件の詳細や背景、依頼者のことを知る上で大切な情報となります。
全工程参画案件での初期の打ち合わせ
初期の打ち合わせでは、下記のことを質問いたします。
- 何を課題として抱えて、どうやって解決したいのか?
- 解決したい事項について、どのように戦略を立てているのか?
- 事業をどうしたいのか?
- 事業と解決手段であるウェブサイトとをどのように直結したいのか?
- ウェブサイトをどのように運用したいか?
- 成果を出すために目標とすることは何か?
初期に上記質問から対話を始める理由は、依頼者の方がインターネットに詳しいかどうかに関係なく、対話に入りやすく、重要な事案から本質的な議論がしやすいからです。
仮説について
ウェブサイトやシステムを運用する以上、有効な運用を行い、結果を出さなければいけません。 何が満たせれば結果が出たとするのかを企画の段階で決めておかないと、後々の検証ができません。
運営に必要なものとして、仮説があります。 仮説は運営者が半年か1年に1回行う、ウェブサイトの効果の検証と見直しを行う際の材料になります。 仮説の作成はプロジェクトの初期段階でをお願いしています。
ウェブデザインやシステムの具体的な話
ウェブサイトやシステムは、依頼者が抱える課題を具体的に解決するための手段です。 実際には、運営者の業務要件、運用者としての戦略、利用者が求めていること、利用者の動線設定、利用者にとって利益のあるコンテンツが必要です。 企画をしっかりと詰めてから、ウェブデザインと開発での内容や方法はどうするのかのやりとりをいたします。
依頼者の中には、課題、戦略、仮説を明確にせずに、いきなり具体的な話をしたがる方が見えます。 開発側が企画や要件をしっかり詰めることを提案しても、急ぎたい依頼者が見えます。 十中八九案件の進行でつまづき、目的を見失った結果になります。 それは、依頼者に100%に近い責任があり、自業自得となります。